暴飲暴食しがちなこの季節。お腹周りに浮輪のようについた体脂肪が、いっそう気になる人も多いのでは?「しっかり食べて3か月で4キロ減。リバウンドもありません」と語る体脂肪専門家のくどうさんが指南するのは、体脂肪を狙い撃ちするダイエット法。内臓からスリムになる方法とは?
「何度もダイエットを繰り返して、結局リバウンドした」「ジムに通って運動してもやせられない」「代謝が下がってやせにくい」。
そういった多くの万年ダイエッターのお悩みを解決してきた、YouTubeで発信するダイエット講座が人気の、体脂肪専門家・くどうさん。
食べなければやせる、の思い込みが負の連鎖を招く
くどうさんが指導するダイエットは、好きなものが食べられない、空腹と闘わなければならないというつらさもなければ、激しい運動をする必要もない。しかも50代、60代でも3か月から半年で“見た目が劇的に変わる”という。
「やせたいという人は、まず体重を減らそうと頑張りますが、これは大間違い。狙うべきは体脂肪なんです」(くどうさん、以下同)
体重ではなく体脂肪を落とせとは、どういうことなのだろう。
「例えば、食事をとらずに体重が減ったとしても、それは体内の水分や内臓に蓄えられている内容物が一時的に減っただけ。お腹や下半身の脂肪は落ちません。
体脂肪特化ダイエットは、きちんと食べて、代謝のいい身体をつくり、体脂肪だけを落とすことに重点を置いています。そうすると、目に見えて体形が変わります」
体脂肪だけを落とせる、そのルールは3つ。
(1)摂取カロリーが消費カロリーよりも少ないアンダーカロリーの状態にする。
そのためには1食のカロリーを500キロカロリー、1日なら1400~1600キロカロリーを目安にする。
(2)基礎代謝を上げて、やせやすい身体を維持する。
やせたくて極端な食事制限をすると、代謝する力が低くなり、逆にやせにくい身体になってしまう。食べないのにやせないというのが、このタイプ。1食500キロカロリーは代謝のよい身体を維持しつつ、効率よくやせることができる。
(3)毎日の体重の変化に一喜一憂しない。
体重は1日ごとに変動するものなので、毎日の体重を気にせずに、1か月単位で比較を。「体脂肪は1日50グラムくらいしか落ちません。3か月でマイナス4キロくらいと、数字的には地味ですが、見た目が劇的に変わります」
苦しい食事制限で体重を落としても、周囲の人から気づいてもらえなかったり、げっそり、しわしわになってしまったりというのは間違ったダイエットの証拠。体脂肪ダイエットは、不必要な脂肪だけを落とすので、Lサイズの服がМ、さらにSサイズになることを可能にする。