ハードな移動をどう過ごされるのか

「まず、神奈川県三浦郡にある『葉山御用邸』で数日過ごされたあと、東京まで車で戻られます。それからすぐに東京駅で新幹線に乗り換え、今度は栃木県・高根沢町にある『御料牧場』に移られる予定で、それぞれの場所での滞在は半分ずつの日程になります。

 葉山からわざわざ御料牧場に移動する理由は“葉山御用邸でのご散策がしづらいから”とのことです。

 しかし、1度のご静養で2か所に滞在されること自体が“異例”ですし、長い移動距離と、まだ気温の低い御料牧場に行かれるのは、ご体調に不安がある美智子さまにとっては負担になると思うのですが……」(同・宮内庁関係者)

皇太子ご夫妻時代に御料牧場で牛をご覧になった天皇ご夫妻('96年)
皇太子ご夫妻時代に御料牧場で牛をご覧になった天皇ご夫妻('96年)
【写真】度々不祥事で報道を賑わす皇宮警察本部

 上皇ご夫妻が最後に御料牧場を訪れたのは'16年。その前が'11年と'08年なので、数年に1度のペースだ。葉山や那須にある御用邸には毎年のように訪れているため、御料牧場へ行かれる頻度が低いのはなぜなのだろうか。

「そもそも御料牧場とは、上皇ご夫妻や天皇ご一家などの『内廷皇族』の日常のお食事や『宮中晩さん会』、『園遊会』で使われる牛乳や肉、卵などの食料品を生産している場所で、静養目的でつくられた施設ではありません

 総面積252haという広大な土地で、職員は化学肥料や農薬をなるべく使わずに、伝染病などにも細心の注意を払いながら日々、勤務しています」(皇室担当記者)

 美智子さまは今回、体力的に大きなご負担をかけて御料牧場に足を運ばれるのだが、つい最近、お心を痛められる出来事も起こってしまった。