完全に安全と言い切れません
×沙美海水浴場(岡山県)
倉敷市の西南端にある瀬戸内海に面した浜。日本最古の海水浴場ともいわれ「日本の渚100選」にも選出されるほど風光明媚。
「感染が広がれば大変なことなので今年は中止することにしました。海水浴に関する問い合わせも多く、その都度断っているがしのびない。長い歴史の中で初めてです」(沙美海水浴場運営委員会)
◎福間海水浴場(福岡県)
ビーチ沿いにはオープンスタイルのカフェなどが立ち並ぶ人気のスポット。
ウインドサーフィンなどのマリンスポーツも盛んで、遊泳エリアとの間はロープで区切り、安全性も確保する。
近隣のカフェやマリンショップら、地域一丸となり、安全や感染症対策を徹底する。
「感染について完全に安全と言い切れませんが、ひとつでも多くの不安を取り除くため対策しています。コロナストレスの気晴らしに海沿いの散歩もおすすめ」(渡邊公義さん)
◎大浜海水浴場(長崎県)
長崎県五島列島の最北端、宇久島にある天然の浜。西海国立公園に指定され都会の喧騒から離れて大自然を楽しみたい人におすすめ。海開きは7月11日を予定し開設期間は8月31日まで。
「港での消毒液配備や検温、田舎だからこそできるソーシャルディスタンスなどで受け入れ態勢をしっかり行っています」(宇久町観光協会)
ただし、現在は感染者の多い地域からの来島は控えるよう依頼しているとのことだ。
◎読谷村[よみたんそん]残波ビーチ(沖縄県)
周囲にリゾートホテルが立ち並ぶ沖縄屈指の人気ビーチ。海開きは4月に行ったが、その後、自粛のためビーチはクローズ。6月中旬の自粛解除後、遊泳が可能に。
「例年だと観光客や地元客でにぎわうこの時期に閑散として寂しいですね。夏へ向けてお客様に3密回避などをお願いしつつ、運営者も対策に努力します」(村担当者)
◎豊崎美らSUNビーチ(沖縄県)
那覇空港から車で約15分とアクセスのよさに加え、多彩なマリンメニュー、フェスやイベントも多数行われ、昨年は62万人もの人が訪れた。4月に海開きが行われたが緊急事態宣言発令とともにクローズしたが現在は再開。
ビーチを管理するTSP管理共同企業体の久田友一郎さんは、
「“密”にならないよう呼びかけていますが、7、8月のピーク時期にどれだけコントロールできるか」と不安をのぞかせた。