半身浴で若々しい身体へ
●半身浴のPOINT
・腕は出しておく
腕は上半身の一部と考えているので、温めなくてOK。寒ければ腕もつかって大丈夫。
・体温より1~2度高い湯温で
熱すぎるとのぼせるので、ジンワリと温まる39度くらいがベスト。お湯が冷めてきたら追い焚きや足し湯で調節を。
・最低20分つかる
20分がつらいなら、5分程度で1度出て、再度入ってもよい。音楽などを聴きながらリラックスして。上がる前に追い焚きをするとより温まる。
・みぞおちから下のみつかる
胸骨から下のくぼんだ場所がみぞおち。みぞおちから下のみつかるようにして。
・湯上がり後は即、着替える
熱を逃がさないように、湯上がり後はすぐに、靴下→下着→ズボン→上着の順で着る。下半身より上半身は薄着にして、服装でも頭寒足熱の状態をキープして。
実践者の声
◆末期がんと診断されるも半身浴で持ち直す
N・Kさんは50歳のときに末期の子宮頸がんと診断された。
「抗がん剤治療をするしかないと言われました。治療費は約100万円かかるとのことで、すがるような思いで冷えとり健康法を始めたんです」
半身浴を始めたころは、浴槽の底にヘドロ状のものがたまっていたこともあったそう。
「1か月ほどして再度検査をすると、なんとがんが小さくなっていたんです。主治医にも驚かれたほどです」
34度台だった体温は、36度台にアップ。余命1年といわれていたが、その後10年、元気に過ごすことができた。
◆気になっていた白髪と薄毛が改善
50歳を過ぎて白髪が増え、薄毛にも悩んでいたS・Oさん。
「冷えとり健康法をするようになって、髪の毛1本1本にハリと艶が出てきたんです。次第に白髪が気にならなくなりました」
さらに、冷えが解消し臓器の機能が高まったせいか、長年の便秘もなくなったそう。自然と体重も減り、若々しい身体へと変身したという。
※効果には個人差があります。がんが治るというものではありません。
・浴槽の底に澱がたまることも
半身浴を続けていると一時的に体調が悪くなることがある。例えば皮膚がかゆくなったり、頭痛が起きたりという具合だ。
「これは、下半身を温めることで自然治癒力が高まり、身体を守るために解毒、排出、発熱などの排毒作用が起きている証拠です」
血行不良によって身体にたまっていたドロドロとした古血の毒や、食品添加物、農薬、ウイルスなどの毒を、身体が排出しようとして起こる症状なのだ。
「過度の低体温だった人の中には、入浴後の浴槽の底にヘドロのような澱がたまったという人や、お湯が緑色っぽく濁ったという人も。これらの症状は一時的なものなので、続けていくうちに体調がよくなっていくのを感じられるはずです」