【手伸ばしのメリット】
●こりが解消!
引っ張られて筋肉が伸びると、指圧してももんでも触れられないインナーマッスルがゆるむ。
●不調が改善へ!
身体の痛みがやわらぐだけでなく、肌のコンディションも上り調子に。疲れや不調が出にくくなる。
●血流アップ!
かたくなった筋肉がゆるむと、圧迫されていた血管が広くなり、血流がよくなる。老廃物が流れやすくなる。
即、効果が実感できる「回すだけ」体操
基本体操は、左右の腕を前回し7秒で7回、後ろ回しも同じく7秒で7回回すだけ。これだけで腕が伸びるのだそう。
まずは片手を回し終わったら、ぜひ鏡の前へ。両手を真上に伸ばしてみましょう。回した側の手が伸びていることがわかるはずです。左右ともに回し終わったら、今度は両手が同じ長さになっていることを確かめましょう。回数は1日1回でOK。
ただし、腕を上げると痛い人はこの運動を避けて! 下に紹介している「小さく前ならえ」をしましょう。
【基本体操】7回ぐるぐる腕回し
●はじめに 腕の長さの違いを目でチェック
体操を始める前に、鏡の前で、両手をまっすぐ上に上げてみましょう。手のひらは正面に向けて指先はまっすぐ、背筋も伸ばします。その状態で、左右の腕の長さを確認。
(1)片手を上げる
手のひらを内側に向けて、片手をまっすぐに上げる。反対側の手で脇の下を押さえる。肩甲骨が安定するため、手がより伸びやすくなる。両足は腰幅に開く。
(2)前回しを7回
前から後ろへ手を7回回す。手の重みを利用してできるだけ速く行う。手のひらは内側に向けたまま。
(3)後ろ回しを7回
前と同じように、後ろへ7回回す。反対側の手でも、1~3を行う。
腕が上がらない人向け「伸ばすだけ」体操
四十肩・五十肩で腕や肩が上がらない人は、無理に基本体操をすると悪化のもと。そこで、腕を床と平行に伸ばし、7秒間キープする体操を紹介します。「基本体操」と同じく、1日1回でもよいので、毎日続けましょう。
「痛みがあるからと動かさずにいると、どんどん筋肉が固まってしまいます。無理のない運動を取り入れ、改善を目指しましょう!」
【手が上がらない人は…】7秒キープ前ならえ
(1)小さく「前ならえ」
両足を肩幅に開き、まっすぐに立つ。手のひらを内側にしてひじを曲げ、前腕を床と平行にする。脇を締め、ひじを身体側につける。このとき、指先はまっすぐに伸ばす。
(2)ぐーっと腕を伸ばす
両手を肩幅のまま、床と平行に伸ばす。
(3)さらに前へ伸ばす
背筋は伸ばしたまま、指先を遠くへ伸ばすような意識で、手をさらに伸ばす。左右の肩甲骨が開いていることを意識し、さらに前へ。この姿勢をキープし、呼吸しながら7秒キープ。これを3回行う。