今からでも遅くない!小指を育てる! “ながらエクササイズ”
「足の指は、もっと自由に動かせる」と話す倉さん。手の指にお箸や鉛筆の持ち方を教えたように、簡単なエクササイズを毎日続けて足指、なかでも小指が思いどおりに動くようになれば、足のトラブルを遠ざけ、一生自力で歩ける身体に!
足を「グー」の形に
料理や歯磨きなどで立っているとき、足の指をグーの形にして床に押しつける。このとき、小指までしっかり曲げることを意識する。足指に「グー」の形を教えることが、思いどおりに足指を動かす第一歩。
足をごそごそ動かす
仕事中の机の下で、靴の中で、どんな動きでもかまわないので、こまめに足指を動かしてみる。そのとき、特に小指を動かすことを意識して。血液の循環がよくなり、冷えやむくみの改善も期待できる。
家族と“足じゃんけん”
家族と足でじゃんけんをするのは、足指のよいトレーニングに。お互いの足指の動きのほか、足の形もチェックできるので、外反母趾などの不調も早めに見つけられる。
手と足でじゃんけんをする
「足が勝つ」「足が負ける」と勝敗を決め、自分の手と足でじゃんけんをする。「グー」は足の小指から中指のつけ根の骨が出るぐらい握り、「パー」はしっかり親指と小指を外側へ開くのがポイント。「チョキ」は足の親指だけ上げる、または下げてつくる。
教えてくれたのはこの人……倉幹男さん(くら・みきお)●愛知県名古屋市の幹整体院・鍼灸院代表。柔道整復師。これまでのべ23万人の身体と4万本以上の足の指をみた施術経験から、ひざ痛、腰痛の原因が「足指」にあることを発見。「足づかみセラピー」を提唱。著書に『足の小指を動かせば一生歩ける』(池田書店)。
(構成/仲川僚子)