夏バテ予防&対策 0円で健康になる知恵

【18】バテない身体をつくるお茶

●梅醤番茶:湯のみに梅干しを入れてほぐし、しょうゆを少量たらして番茶を注いだ梅醤番茶は、夏バテ対策の定番のお茶。梅干しの疲労回復力と番茶の抗酸化力、胃を健康に保つしょうゆの健胃作用の相乗効果で身体がシャキッとします。

●そば茶:香ばしくて独特のおいしさのそば茶はポリフェノールの一種であるルチンを豊富に含んでいます。ルチンには毛細血管を強くする作用があるため血行が促進され、身体のすみずみまで栄養が届く効果が。バテやすい時期の水分補給に最適です。

●ドクダミ茶:体内の毒素や老廃物を排出する働きがあるドクダミ茶は、古くから夏バテ予防の特効薬として有名。市販のものを活用するのはもちろん、自生しているドクダミの葉を乾燥させて1cm程度に刻んだものを煮出す手作りドクダミ茶もおすすめ。

バテない身体をつくるお茶 イラスト/やのひろこ 
バテない身体をつくるお茶 イラスト/やのひろこ 
【写真】家にあるものでOK! おばあちゃんの知恵をイラストで紹介

【19】江戸時代の知恵! 飲む点滴の甘酒で夏バテ予防

 ビタミンB1やB2、アルギニン、アミノ酸、ブドウ糖などが含まれる甘酒は点滴と同じ成分で、江戸時代には体力回復の飲み物とされていました。甘酒を飲むことで熱中症や夏バテ予防になります。また、食事の前におちょこ1杯の甘酒を飲むとドカ食いを抑えられてダイエット効果も。もち米でおかゆを作って麹を加えるだけで本格的な甘酒に。

※画像はイメージです
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【20】夏風邪のひきはじめには長ねぎと梅で発汗&疲労回復

 長ねぎには身体を温めて汗を出し、疲労を回復させる成分が含まれ、梅干しには風邪のウイルスの増殖を抑える働きがあります。「風邪かな?」と思ったら、刻んだ長ねぎにみそ、梅干し、しょうがを加えて混ぜ合わせ、お湯をかけた風邪の特効薬を飲んで休みましょう。身体が温まり、回復力が高まります。

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【21】身体にいいビールの飲み方

 お腹を冷やさないことが夏の体調管理には大切。ビールは、ビタミンやミネラルをバランスよく含むので、発汗で失われたビタミンやエネルギーを取り戻す効果が。カロリーが気になる人は、レモンを搾って飲むといい。レモンに含まれるレモンポリフェノールには脂肪吸収を抑える作用があり、ダイエット効果が期待できます。ただし、適量を心がけて。

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■おばあちゃん的熱中症の対処法

【22】涼しい場所へ移動して横になる


「熱中症かな?」と思ったら、すぐに日陰やエアコンの効いた場所へ移動して横になること。周囲の人が熱中症になった場合も、涼しい場所へ誘導し横にして休ませましょう。

【23】水分を補給する

 スポーツドリンクや薄い食塩水などを飲み、失われた水分や塩分を体内から補います。自分でうまく飲めない場合や吐き気などがある場合は医療機関を受診しましょう。

【24】ベルトなどをゆるめて血流をよくする

 熱中症は脳や身体を流れる血液の量が減ることで起こります。ベルトなどで身体をしめつけていると血流が悪くなるので、ゆるめて安静にします。

【25】リンパ節を冷やして身体を冷やす

 わきの下や股の動脈を氷や保冷剤で冷やします。氷がない場合は冷えた缶ジュースやペットボトルでも可。それでも回復しなければ、必ず医師の診察を受けましょう。