プロテインの基礎知識
Q.どんな形状のものがある?
A.オーソドックスなのは粉末水などに溶かして飲む
広く知られているのは粉末タイプ。水や牛乳などと一緒にシェーカーに入れ、振って溶かしてから飲むのが一般的だが、最近ではコップに入れてかき回すだけで溶けるものも。そのほかタブレットや紙パックなどのドリンク、ゼリー、バーなども取り入れやすいと人気だ。製品パッケージにタンパク質量の記載があるので、1日の必要量も考えながらとりたい。
Q.プロテインは温めて飲める?
A.80度以下なら温かくしてもOK
基本的に、冷たい水などで割ることを前提に作られているものが多い。ホエイプロテインの場合、80度を過ぎると固まるといわれているが、温度帯に気をつければ温めることも可能。
「私は最初にシェーカーでシェークして、それをマグカップに移して電子レンジで1分ぐらいチンして飲んでいます。例えば、ボタニカルプロテインのきな粉味は、ホットで飲んでもおいしいのでおすすめ」(ひろこさん)
Q.粉末は口に合わなかった……どうすれば?
A.プロテインが入ったお菓子やパンなども
昔の粉末のプロテインは溶けにくく、まずいという意見も多かった。最近はフレーバーも豊富で、味は格段に向上。果物やケーキの味のものもあるので、自分が好きな味を探してみては。紙パックなどのドリンクであれば粉っぽさもなく、口当たりもよい。また、プロテイン入りのチョコレートやクッキー、パンなども販売されているので、おやつの一環としてとることもできる。
Q.プロテインって何でできてる?
A.粉状になった動物性タンパク質や植物性タンパク質のこと
プロテインとは、日本語に直すと広義のタンパク質という意味。今、「プロテイン」と呼ばれているものは、動物性タンパク質や植物性タンパク質を粉状にしたもの、あるいは粉状のものを加工したものを指す。代表的なものは牛乳に含まれる「ホエイプロテイン」と「カゼインプロテイン」。そして大豆に含まれる「ソイプロテイン」がある。
Q.なぜやせたり、美肌になるの?
A.プロテインによって筋肉が増えれば自然とやせる
プロテインは筋肉をつくる材料になる。筋肉ができれば代謝が上がるためやせやすくなる。肌や髪の毛などもタンパク質がもとになるので、プロテインをとることで、それらのターンオーバーがスムーズになる。また、太るというイメージもあるが1食分100kcalほどしかない。1食分の摂取目安量がメーカーによって決められているので、飲む前に確認しよう。
Q.プロテインの原料によって何が違う?
A.筋肉に変わりやすいものと満腹感が持続するものがある
ホエイプロテインは、牛乳に含まれるタンパク質の一種。飲みやすく、筋肉修復効果も期待されるのでどちらかといえばトレーニングする人向き。カゼインプロテインも牛乳が主成分。身体への吸収速度がゆっくりなので満腹感の持続が期待できる。大豆のタンパク質部分だけを粉末にしたものがソイプロテイン。こちらも消化吸収速度がゆっくりのため、満腹感が持続しやすい。