さて、ちょっと話が飛んでしまいましたが、「インストアパック」「アウトパック」に次ぐ「3つめの惣菜」とはどんなものでしょう。

 それこそが、「平気で『コンビニの惣菜』買う人の超残念な6盲点」で述べた「真空パック惣菜」を仕入れて、スーパーでは「ただ小分けして、リパックする惣菜」です。

「リパック惣菜」驚きの実態とは?

【盲点2】店内でやるのは「業務用の小分け→パック詰めだけ」も多い

 たとえば、「ポテトサラダ」や「ごぼうサラダ」の1キロとか2キロ入りの「業務用の真空パック」が流通しています。

 これを仕入れてきて、スーパーの店内では、150グラムぐらいずつに「小分け」して、トレーに移してラップをかければ、簡単に「自家製惣菜」の出来上がり。

 なぜわざわざリパックするかというと、トレーにのっていたほうが「手づくり感」が出せるからです。

【盲点3】スーパーで小分け・リパックすれば「製造者=そのスーパー」になる

 たとえば「スーパーあべ」が、業務用の「ポテトサラダ」や「ごぼうサラダ」などの惣菜を仕入れたとします。製造しているのは外部の工場で、国産のケースもありますが、中国産のケースもあるなど、さまざまです。

 しかし、その業務用を「スーパーあべ」で小分けして販売すれば、ラベルに表示されるのは「製造者:スーパーあべ」になります。

「製造者:スーパーあべ」の表記を見た人は「スーパーあべの店員さんが、店内でつくったものだ」と思うかもしれませんが、そうではなく「たんに業務用を詰めているだけ」ですが、それでも「製造者」になるのです。これは法律違反でも何でもありません。