座ったり、立っているときは、へそから指3本下にあるツボ「丹田」を意識している。
「丹田を意識するとインナーマッスルの『腹筋群』がしっかり働き、体軸が安定します。シニア世代になると体幹が弱ってくるので、特に意識するといいですよ」
歩くときは天井から糸で頭の先をつられているイメージを持っているそう。
「このときも丹田を意識できるとベスト。体幹が安定して骨盤も立つので、歩き方も美しく見えますよ」
食は健康の源、栄養素を意識して
「10代と30代のときに計7か月間、肝臓病で入院。更年期には毎日激しい頭痛に悩まされ、還暦を機に体質改善を決意。食生活を変えました」
毎日、タンパク質、食物繊維、発酵食品は欠かさない。
「タンパク質は作り置きの鶏ハムや手羽先の煮物からとるようにしています。毎日食べているのはヨーグルト、トマト、卵2個です」
反対に、加工食品に含まれる添加物の「亜硝酸ナトリウム」や「トランス脂肪酸」はとらないように注意している。
「朝食と夕食は少なめにし、昼食はそのとき食べたいものを好きなだけ食べます。夕食は白米を玄米や16穀米にかえて糖質オフ。基本、おかず中心の献立にしています」
取材・文/宇野美貴子 撮影/山田智絵