目次
Page 1
ー 足にたまった水分が夜間頻尿の原因に!
Page 2
ー 弾性ストッキングの注意すべきポイント
Page 3
ー 1台あればリビングもトレーニングジムに!
Page 4
ー ポールの助けを借りて運動量がぐんとアップ
Page 5
ー 実験により効果的な目の温め方が判明!
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ー 白内障のサングラスは性能に加えフレームの形が重要 ー 消費者庁が警告!効果のない健康グッズ

 

 夜中に何度もトイレに起きるのがつらい夜間頻尿。今、その改善対策として「弾性ストッキング」が注目されている。

 実際にその効果を検証し、推奨しているのは、夜間頻尿を改善する行動療法に詳しい泌尿器科医の曽根淳史先生。

足にたまった水分が夜間頻尿の原因に!

夕方にふくらはぎに水分がたまって、むくんでいる人は、その水分が夜間に尿になります。日中に弾性ストッキングで足に圧をかけると、血液が下から上に流れやすくなり、むくみを防げます。その結果、夜間につくられる尿量が減り、夜のトイレの回数も少なくなるのです」(曽根先生、以下同)

 方法は、ひざ下までの弾性ストッキングを朝起床後すぐから夕方まではくだけ。夜もはき続けると血流が悪くなるので、夕方には脱ぐのがポイント。

夜間排尿回数2回以上で、足にむくみのある23人に医療用弾性ストッキングをはいてもらったところ、24時間尿量のうち夜間尿量が占める割合を示す「夜間多尿指数」が減少し、量にして平均約300ml減った。(データ提供 宮津武田病院院長 曽根淳史先生)
夜間排尿回数2回以上で、足にむくみのある23人に医療用弾性ストッキングをはいてもらったところ、24時間尿量のうち夜間尿量が占める割合を示す「夜間多尿指数」が減少し、量にして平均約300ml減った。(データ提供 宮津武田病院院長 曽根淳史先生)

 実はこの方法、専門医たちは高齢者に対する治療の第一選択肢として推奨していて、病院でも薬より先に行うべき治療としてすすめられている。

「弾性ストッキングは、病院で脚のサイズを測って適切な着圧がかかる医療用を利用するのがおすすめ。でも、すぐには病院に行けないとか、まず市販品を試したいという人は、下記の選び方を確認したうえで市販品を使用してもよいでしょう」

<市販品の選び方>
●ひざ下までのハイソックスタイプで、つま先があいていないもの。
●「むくみ改善」「血行促進」といった言葉が、パッケージに書いてあるもの。
●美容目的で就寝時にはくタイプのストッキングは適さないので要注意!