恋人ができたけどデートでまた太る
16時間断食を始めて2か月後には体重が8kg減った。
「身体を動かすのが前よりもラクになったので、ウォーキングを始めたんです。通勤も徒歩で片道40分歩いてます。帰りは寄り道をして1時間くらい歩くようにしていて、毎日、1万2千歩くらいは歩いているかも。雨の日や歩けなかった日は家でエアロバイクを1時間くらい漕ぐようにしています」
体重が落ちるにつれて、食への意識も変わっていった。
「身体にいい発酵食品をとりたくて、冷蔵庫にはキムチと納豆を常備。朝はそれをおかずに軽めにごはんを食べています。お昼はまとめ買いをしてゆでて冷凍していた鶏むね肉と、ブロッコリーや玄米、ゆで卵などをその日の気分でチョイス。タンパク質を多く、脂質は少なめになるように気をつけています」
以前は毎日のように飲んでいたジュースや炭酸飲料には手を出さなくなった。
「太っていたころは、味がついていない飲み物にお金を払うのがバカらしいと思っていたんです。でもある日、ジュースのカロリーを見て『このカロリーを消費するには2時間ウォーキングが必要』と気づいてしまい(笑)。以来、飲み物はお水かお茶です」
16時間断食を続ける秘訣のひとつは、メリハリだという。
「私の場合、普段の食事にはおいしさよりも、栄養を摂取することをいちばんに意識しています。でも、外食や飲み会のときにはちゃんと食事を楽しんで、次の日からまた16時間断食に戻しています」
とはいうものの、58kgまで落ちた体重が少し増えてしまった時期もあったそう。
「実は、40kgやせてから彼氏ができまして。デートで外食が続いて16時間断食ができない日が増えたんです。でも最近は、『今日は夕ごはんの代わりにウォーキングしよっ!』って、彼と一緒に断食をするようになりました」
40kgの減量に成功したことで、心身共に大きな変化があったという。
「好きな洋服を着られるようになったし、健康診断の数値もよくなりました。何より、40kgやせて身体にいいことを続けられている自分に自信を持てるようになりました」
小堀さんは現在も40kg減の体重をキープ中で、楽しく16時間断食に取り組んでいる。
「16時間断食を始めたとき、友達や同僚、患者さんに『ダイエットします!』と宣言したんです。『頑張って!』と応援してもらったり、やせたねと褒めてもらえることがありがたくて、続けられています。簡単でお金もかからない16時間断食は、私に合っているダイエット方法だと思います」