節度を持ってお酒と上手に付き合う
では、お酒と上手に付き合うためにはどうすればいいのだろう。
「まずは、“アルコール依存症は誰でもなりうる疾患であり、決して他人事ではない”と理解することが大切。そのうえで、次のような減酒目標やルールを作ってみてください」
1. グラム数を意識して飲む
「1日の飲酒量は20gまで」「1週間で100gまで」など。
2. 漠然と飲酒しないルールを作る
「休肝日を週に〇日作る」「平日は飲まない」「19時までは飲まない」「寝酒はしない」「減酒日記をつける」など。
3. アルコール量を少なくする工夫
「ノンアルコール飲料や炭酸水を飲む」「ストロング系は飲まない」「食べながら飲む」「高価なお酒を味わって飲む」など。
4. 飲み会で失敗しない工夫をする
「2次会には行かない」「飲み放題やフリードリンクの店には行かない」「1杯飲んだらチェイサーを挟む」など。
さらに、お酒に過度に頼らない新しい趣味や生き方をすることも大事、と倉持先生。
「お酒は飲まないに越したことはないのですが、人によっては人生を彩るスパイスであり、楽しみでもあります。自分なりの方法で節度を持って付き合っていけるといいですね」