満里奈さん自身も更年期の真っ最中。それまではこれから起こる変化に対してどちらかといえばネガティブなイメージを持っていたが、野宮さんがカラッと更年期を語る様子に驚くとともに、おおいに勇気づけられた。
女性ホルモンこそ枯渇ぎみだが、エネルギーは人一倍持ち合わせていた3人は、お酒の勢いもあって“50代からの人生を楽しもう!”と意気投合。更年期の理解増進と啓発を目的に爆誕したのが、『大人の女史会』だったという。
「会の目的は誰にでもやってくる更年期を“幸年期”に変え、明るく健やかで幸せに乗り越えられるようにすること。“そのための情報発信をしようじゃない”と」
以来、テレビ、雑誌、ブログ等で自身の更年期体験を積極的に披露。更年期に突入もしくは突入しつつある女性たちから、共感の声が多く届いている。
渡辺満里奈、自身の更年期を語る
満里奈さん自身の閉経は、一昨年の51歳のとき。
「もともと生理がひどいほうではなくて、“なんとなく徐々になくなっていった”という感じでした。そのおかげなのか、閉経したことによるショックというものはなかったですね」
とはいえ、睡眠の質の低下やそれが原因の疲労感やイライラ、肌や髪がうるおいを失うなどの、いわゆる『更年期障害』に悩まされた。
「女史会を始めたときに、雑誌の取材のためメンバー3人で婦人科のドクターのお話を聞きに行ったんです。そこで女性ホルモンの量を量ってもらうと、“もうこれ砂漠! カラッカラの砂漠状態よっ!”って。3人そろってそう言われちゃいました(笑)」