直腸を“まっすぐ”にする新習慣
3つの動作で直腸を刺激すればスムーズな排便につながる。
骨盤スタンドアップ
太ももの裏側を伸ばすことで、骨盤の後傾を改善できる。
(1)イスに浅く座り、かかとを床につけて足を肩幅に開く。お腹と太ももを密着させ、両腕は太ももの後ろで交差させる。
(2)(1)の状態から、かかとを床につけたままお尻を浮かせて、そのまま10秒間保つ。
ぬの字マッサージ
お腹を「ぬ」の字のようになでることで、胆汁の分泌を促進し、結腸と直腸を刺激。
(1)あおむけに寝て両ひざを軽く曲げ、右手のひらで右の肋骨の下端からへそまで軽く押していく。
(2)右手のひらを左の肋骨の下から右の鼠径部、右の肋骨の下、みぞおち、左の鼠径部の順になで直腸の上を念入りに。(1)(2)を1分間繰り返す。
便をする直前に
腰をたたいて排便に関係する「仙骨神経」を刺激しよう!
イスに座り、お尻の割れ目の左右にある「仙骨孔」を両手のこぶしで同時に30秒間たたく。
※途中で痛みを感じたり具合が悪くなったら、無理をしないで中止を。持病がある人は、医師に相談してください
教えてくれたのは……高林孝光さん●アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長。治療家(鍼灸師・柔道整復師)として10万人以上に施術。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に運動機能評論家として出演。著書は『スッキリ出る!直腸ストレッチ』(CCCメディアハウス)など。
取材・文/松澤ゆかり