点鼻薬や目薬は頻度とタイミングに注意

「鼻づまりが改善しないなら点鼻も使ってみては。点鼻には鼻づまりを改善する血管収縮剤(有効成分:ナファゾリンなど)と炎症を抑えるステロイド剤(有効成分:フルカゾンなど)の2タイプがあります」

 ただし、使い方には注意が。

「ナファゾリンは、定められた用量・用法より使いすぎると効果がなくなり、むしろ鼻がつまります。使いすぎたら、2週間程度、間を空けてから再び使い始めてください」

 使うタイミングは、鼻がつまってつらいとき、または寝る前がベスト。

「横になると鼻がつまりやすくなるので、夜寝る前に鼻の通りをよくしておくと睡眠を妨げません」

 一方、炎症を抑えるにはステロイド点鼻が有効だ。

「ステロイド点鼻には即効性はなく、3日目くらいから効いてきます。継続使用が大切なので、点鼻を洗面所に置いて歯磨きをするときに点鼻すると忘れません」

 また、目が充血したり、かゆいときには目も活用を。

「点眼は『ケトチフェン』配合のものを選んで。目頭には涙の排出口があるため、が鼻に流れ込んでしまわないよう、点眼後、目頭を押さえておくといいですよ。目がつらくなったとき、1日4回を上限にさしてみて」