お客様が訪れてくれるか心配
×逗子海水浴場(神奈川県)
都心からのアクセスもよく、また遠浅で波が穏やかなことからファミリーでも安心して楽しめる。例年の来場者数は30万人以上という国内有数の海水浴場だが、開設や夏季のイベントを見合わせた。
「感染拡大防止を徹底しながらの運営は困難なため断念しましたが、経済面をはじめ、多大な影響があり断腸の思いです」(逗子市経済観光課)
と悔しさをにじませた。
×大磯海水浴場(神奈川県)
明治18(1885)年、初代軍医総監を務めた松本順によって開設された日本最初の海水浴場。例年8万人以上が訪れ、国内屈指の知名度。
大磯町産業環境部産業観光課の担当者は肩を落とす。
「開設に向けて準備をしてきただけにとても残念」
◎熱海サンビーチ(静岡県)
温泉地、熱海を代表するビーチ。ヤシの並木が続き海外リゾートのよう。さらに夜間はライトアップされ幻想的な雰囲気に。そのためたいへん人気があり、ビーチにはひと夏で15万人が訪れている。今年の海開きは7月23日で、8月30日までの開設予定。熱海市公園緑地課は、
「県外からの移動の自粛を呼びかけていましたが、海水浴場を開設して経済の回復を」
◎白良浜海水浴場(和歌山県)
温泉、ジャイアントパンダでも知られる白浜町にある総延長620メートルのロングビーチ。文字どおり真っ白な砂が特徴で40万~50万人が訪れる近畿圏きっての人気の浜だ。今年の海開きは7月23日で、8月31日まで開設される。
「白浜町が策定するガイドラインに基づき運営したい。海水浴場の開設が決定したが例年どおり、お客様が訪れてくれるか心配です」(担当者)