1分で腰の痛みが消える!「お腹ストレッチ」4ステップ

 ストレッチの目的は、筋肉をゆるめて、神経をすべらせ、ズレた神経を元の位置に戻し、定着させること。

【1】筋肉をほぐす

 硬くなっている筋肉をほぐす。腰が痛むポイントの真反対にあたるお腹の硬くなっている部分に、両手の指を2~3本ずつあて、口から息を吐きながら5秒間、イタ気持ちいいくらいの強さでしっかり押し続ける。これで硬くなっている筋肉がゆるむ。

●腰の両側が痛い人は……左右それぞれのお腹の硬くなっている部分を押す。

【1】筋肉をほぐす 硬くなっている筋肉をほぐす。腰が痛むポイントの真反対にあたるお腹の硬くなっている部分に、両手の指を2~3本ずつあて、口から息を吐きながら5秒間、イタ気持ちいいくらいの強さでしっかり押し続ける。これで硬くなっている筋肉がゆるむ。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘
【1】筋肉をほぐす 硬くなっている筋肉をほぐす。腰が痛むポイントの真反対にあたるお腹の硬くなっている部分に、両手の指を2~3本ずつあて、口から息を吐きながら5秒間、イタ気持ちいいくらいの強さでしっかり押し続ける。これで硬くなっている筋肉がゆるむ。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘
【写真】1分でできる! 腰痛がほぐれるお腹ストレッチの方法

【2】手を離す

 両手をお腹から離して開き、肩の力を抜いてリラックス。

【2】手を離す 両手をお腹から離して開き、肩の力を抜いてリラックス。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘
【2】手を離す 両手をお腹から離して開き、肩の力を抜いてリラックス。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘

【3】顔を上に向ける

 両手を離して開いた状態のまま、顔を上に向ける。

【3】顔を上に向ける 両手を離して開いた状態のまま、顔を上に向ける。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘
【3】顔を上に向ける 両手を離して開いた状態のまま、顔を上に向ける。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘

【4】神経をずらす

 上を向いたまま、軽くひざを曲げながら5秒かけて鼻からゆっくりと息を吸い、神経を正しい位置に戻す。

●横から見ると……ひざは軽く曲げる程度。顔をしっかり上に向けることで神経をずらしやすくなる。

【4】神経をずらす 上を向いたまま、軽くひざを曲げながら5秒かけて鼻からゆっくりと息を吸い、神経を正しい位置に戻す。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘
【4】神経をずらす 上を向いたまま、軽くひざを曲げながら5秒かけて鼻からゆっくりと息を吸い、神経を正しい位置に戻す。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘

【1~4を5回繰り返す】

【NG】首を前に突き出さない。アゴ下を伸ばすようにしっかり上を向くこと。

【NG】首を前に突き出さない。アゴ下を伸ばすようにしっかり上を向くこと。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘
【NG】首を前に突き出さない。アゴ下を伸ばすようにしっかり上を向くこと。 撮影/森モーリー鷹博 モデル/辛島菜摘

試した人の約8割が痛みの半減を実感!

 兼子さんは自らが考案した「お腹ストレッチ」の腰痛改善効果を実証するために、外傷以外の腰痛自覚症状をもつ14歳~80歳までの男女100人を対象に、腰の痛みがあるポイントとお腹側の硬くなっているポイントに関する調査を実施した。すると、被験者のうち98人が腰とお腹のポイントが完全に一致。さらに、その硬くなったお腹のポイントをストレッチトレーナーがほぐしてみたところ、下のグラフのとおりなんと約8割の人の腰の痛みが半減したという結果が。これは期待できそう!

ストレッチ前を100としたときのストレッチ後の腰の痛み (出典:SSS「腰痛症の原因と考えられる腹壁攣縮について」の研究より作成) 
ストレッチ前を100としたときのストレッチ後の腰の痛み (出典:SSS「腰痛症の原因と考えられる腹壁攣縮について」の研究より作成)