簡単なストレッチで不調が劇的改善!

 あらゆる不調やお悩みのもとであるバナナ腰だが、自分で簡単に直すことも可能だ。

ストレッチで腰まわりの筋肉をゆるめるのがポイント。骨盤の傾きを正すのが目的なので、ゆがみ方に関係なく同じストレッチでOKです」

 今回はバナナ腰改善に効果のあるストレッチを2種類教えてもらった。どちらもかかる時間は1分ほど。安全にできるストレッチで、時間がない人や運動が苦手な人にもぴったりだ。

 治療を受けている人は実践前に必ず医師に相談を。

「これらは硬くなった関節や筋肉をほぐし、骨盤の傾きを正していくものです。身体の使い方は長年のクセが染みついている場合が多く、1度やっただけではバナナ腰は直りません。毎日コツコツ続けることが大切です」

 どの時間帯にやってもいいが、「夜、寝る前」などと決めておくと習慣化しやすい。特に寝る前に身体がゆるむと寝つきもよくなるので、おすすめだと話す。

「意気込んで無理に伸ばしたり、時間を長くかけすぎるのはNG。筋肉は伸ばしすぎると切れないように縮もうとする力が働き、逆に硬くなってしまうからです。

 “痛気持ちいい”程度で、長くても片側30秒までにとどめて。『年齢のせい』と思っていた痛みや不調も、続けるうちに消えていくでしょう」

 お金もかからず道具も不要。今この瞬間からできる「バナナ腰改善ストレッチ」。未来の健康のためにも、さっそく始めてみてほしい。

バナナ腰セルフチェック
 次のチェック項目で1つでも当てはまれば、バナナ腰の可能性あり。
□あおむけだと寝にくい
□お尻が垂れ下がってきた
□猫背や巻き肩、ストレートネックである
□下腹が出ている
□やせにくくなってきた
□冷え性・むくみが気になる
□前ももが張って見える
□立ちっぱなしがつらく、座るとラク