高すぎる枕は無呼吸や脳梗塞の原因に
睡眠の質を保つためには、寝具や照明など環境を整えることも重要だ。
「枕を選ぶ条件は3つあり、高さ・幅・硬さです。人は、直立時の姿勢のまま寝るのが一番いいとされているので、枕をしたときに直立時よりも首が曲がりすぎたり反ったりしているようならNG。
首に負担がかかり、血管を傷害することで脳出血や脳梗塞を引き起こす可能性があるほか、気道が狭くなることで無呼吸が起こりやすくなります。特に中高年は、肥満やホルモンバランスの影響で気道が狭くなりがちですから、高すぎる枕には注意が必要です」
他の2つ、幅と硬さは、寝返りの打ちやすさに関わる。
「質のいい睡眠のためには、寝返りは必須。そのため枕の幅は、肩幅より少し広いぐらいがいいでしょう。枕が柔らかすぎて頭が沈み込んでしまうと寝返りが打ちにくくなるため、ある程度の硬さがあることも大切です」
パジャマではなく部屋着のまま寝る人も多いが、
「ノースリーブやショートパンツなど、手足を露出しすぎる格好は、入眠時の体温変化を妨げます。ジャージなど通気性の悪い格好も同様です」
昼光色などの明るすぎる照明も悪影響が。
「日本の家は照明が眩(まぶ)しすぎるといわれています。寝る前から明るさを落とした暖色系の照明にして脳を休ませることで、体内時計が整います」
また、ホコリなどによる鼻づまりはいびきや無呼吸症候群の原因になるので、花粉の季節は特に、寝室の掃除はこまめに行いたい。