参加することに意義があると思っていた高岡さんだが、医師としての経歴や内面的な魅力が高く評価され、5位入賞を果たした。
「ファイナリストは何十歳も年下の若い方ばかりでしたし、まさか入賞するとは思っていなくて、名前を呼ばれたときは本当に驚きました」
受賞を機に、多くの人に向けて発信するのが自分の務めだと思うように。
「私は手術をして人生が明るく変わったので、“新しいことを始めるにはいくつになっても遅すぎることはない”ということを伝えたいです」
心と身体を美しく保つ習慣
更年期障害と変形性股関節症を乗り越え、今では元気にひとり暮らしをしている高岡さん。心と身体を美しく保つ習慣を問うと、第一に「好奇心」だという。
「小さいころから好奇心旺盛で、スポーツでも料理でも、何でもやってみたいと思うタイプ。手術やコンテストに挑戦したのも、とにかくやってみようという気持ちが勝ったから。
年齢を重ねるにつれ“この年で新しいことを始めるなんて不安”となりがちですが、どうなるかわからない未来を心配するより、前向きにやってみることのほうが大事だと思うんです。私も手術前は、80代でドレスを着て人前に立つとは思ってもみなかったですから(笑)」
ワクワクする気持ちを持ち続けることが若さにつながる。
「一生懸命やるだけやったら結果にはこだわらない性格なのも、ストレスを寄せつけない秘訣(ひけつ)かも。失敗しても、まぁしょうがないやって(笑)」
2つ目は「食事」。多忙なころは毎日コンビニ弁当だったというが、65歳でクリニックをリタイアしてから、食生活がガラリと変わった。
「コンビニ弁当をやめたら、2か月くらいで肌と髪の質がすごくよくなって。それから添加物の多い食品はなるべく避けて、家で自炊するようになりました。今は友達との約束以外、自分から進んで外食することはないですね」
食事は炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミンやミネラルといった栄養素をバランスよく取り入れているが、中でも重要なのはタンパク質だという。
「タンパク質は筋肉や骨、髪、肌などあらゆる組織をつくる栄養素です。特に女性は閉経後に女性ホルモンが低下して筋肉量が減り、骨ももろくなる傾向があるので、積極的に摂取するのが良いかと思います。私は、肉か魚の主菜に卵や納豆などの副菜をプラスして、タンパク質を毎食3品はとるようにしています」