あると助かる口腔衛生用品と石けん
日用品も、食料品と同様に1か月分のストックが目安。ただ、トイレットペーパー、生理用品、キッチンペーパーなどのペーパー類は、品薄が解消された今の時期に、やや多めにそろえることを心がけたい。
「特に、水に流せるトイレットペーパーは、ほかにかわるものがないので、なくなると困ります。通常、1人で1週間1ロールの消費量だとしたら、家にいる時間も長いので、1人当たり12ロール入りを1パック程度はキープしておくと安心ですね」
かさ張ることが嫌なら、1ロール当たりの長さが3〜5倍など、巻きの多いものをそろえるのも手だ。
マスクや消毒用アルコールも、流通量が増えて価格が落ち着いてきたらそろえたいものだが……。
「使い捨てマスクは1人当たり100枚あると安心ですが、現状、良質なものはまだ入手が難しいので、1人50枚に布マスクの併用を目安に。個人的には、消毒剤でふいて何度も使えるフェイスシールドを、1人2つ程度持っておくのもおすすめ。ネット通販などで購入できます」
消毒用アルコールも手に入りづらいので、家具やドアノブの消毒・洗浄用には、手に入りやすい台所用洗剤を準備。身体に使うもので、国崎さんが備えておいてほしいというのが、口腔衛生用品と石けん。
「病院に行きづらくても、歯痛は我慢できないし、何より歯周病は万病のもと。歯ブラシや歯磨き粉の準備はしっかりしておき、ケアを怠らないようにしましょう。
また手洗いが推奨されているので、泡状のハンドソープの消費量も多くなると思いますが、なければ固形石けんでも、使う都度、しっかり洗えば代用できます。固形石けんは場所も取らず、ボディソープとしても使えるので、見直してもいいのでは」