りんご酢を1日大さじ2杯
「まず血糖値を改善する効果があります。パンだけを食べるより、りんご酢とパンを一緒にとると血糖値が31%改善し、インスリン抵抗性を34%改善したというデータがあります。
ほかにも悪玉コレステロールや中性脂肪、血圧の値が下がったという結果にも注目です。脂肪燃焼効果があるので内臓脂肪がたまりにくくなり、ダイエット効果も期待できます。実際に1日大さじ2杯を12週間摂取した結果、1.8kg減量できたという報告もあるんですよ。
さらに殺菌効果があるので、悪玉菌と善玉菌のバランスが整い、腸内環境にもよい影響があるでしょう。ただし酵母などがしっかり残る、無ろ過のりんご酢を選ぶことが必須ですね」(杉岡先生)
「患者さんに食前に大さじ1杯のりんご酢を水や炭酸水で薄めて1か月間飲んでもらったところ、糖の吸収が抑えられ、食後の血糖上昇が穏やかになりました」(矢野先生)
ルイボスティーを1日2~3杯程度
「アフリカでは不老長寿のお茶といわれ、特に血圧を下げたり動脈硬化を予防する働きがあると知られています。血管に炎症や酸化が起こると血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしますが、これに対抗する抗酸化作用のあるケルセチンが多く含まれているので、血流がよくなります。
またコラーゲンを生成するルチンという物質もあり、血流の改善や血管の強化、毛細血管の拡張を助けます。さらにナトリウムを尿として排出してくれるカリウムも含まれているので、血圧が下がっていきます。身体の不要な水分も排出されるので、むくみにもいいですね。マグネシウムによって便秘の改善も期待できます」(杉岡先生)
「アスパラチンが身体の活性酸素を除去し、その結果糖尿病の発症が抑制されます。またクロロゲン酸が肝臓での糖新生を抑制する効果があり、血糖値が安定します。ノンカフェインなので就寝前に飲むのもよいでしょう」(矢野先生)
