吉永小百合

'57年、小学6年生の時に、ラジオドラマ『赤胴鈴之助』でデビューし、テレビドラマ版にも出演。'59年、映画『朝を呼ぶ口笛』でスクリーンデビューを果たす。高校在学中に、映画『キューポラのある街』に主演し、(当時)最年少の17歳で第13回ブルーリボン賞主演女優賞に輝いた。これ以降、「日活の看板女優」として、60年代の日本映画界に一大旋風を巻き起こす。主演映画『赤い蕾と白い花』の主題歌でレコードデビューもしており、橋幸夫とデュエットした『いつでも夢を』が300万枚の大ヒットとなる。'85年の映画『おはん』と『天国の駅』で、「第8回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞」を初受賞。それ以降、'89年『つる -鶴-』『華の乱』、'01年『長崎ぶらぶら節』、'06年『北の零年』で最優秀主演女優賞を4回受賞しており、この記録は歴代1位となっている。'06年に紫綬褒章を受章し、'10年には、文化功労者に選出された。'14年、初のプロデュース作品『ふしぎな岬の物語』がモントリオール世界映画祭で審査員特別大賞を受賞。私生活では、'73年にフジテレビディレクター(当時)の岡田太郎と結婚している。